ローカルのBreathe Again評
ヒョシン君のファンカフェを観ていたら、ちょっとステキな記事を見つけた。
ローカルの音楽記者の方が書かれたヒョシン君のBreathe Againコンサートのレポ。
ファンとは違う目線ですが、とってもステキなコメントが多くてちょっとうれしくなった。
長いので、お時間があるときにちょっと読んでみてください。
また、いつものように、かなり超訳なので、お許しくださいませ。
ハングルの原文も載せたかったのですが、ちょっと長くなってしまうので、翻訳のみです。
かなり長いです(笑)





パク・ヒョシンコンサート
“ルーサー、私の歌を聴いていますか?”

9月 22日、瑞草洞の韓電アートセンターで久しぶりにパク・ヒョシン公演が開催された。
パク・ヒョシンは、人間国宝だ。
ただ単に、“歌が上手な人”と感じることと、 “みんなで守っていかなくてはならない人”
という認識には、かなり格差があると私は思っている。
彼に対する私の評価は、確実に後者だ。
彼は、私たちみんなが守って、育てていかなくてはならない“文化資源”的存在だ。
その“文化財”が久しぶりに舞台に立った。
リメイクアルバムを出してから、公演はおろか、テレビ番組にも鼻先さえも映ることなく、
門外不出のアルバム作業に入ってしまった。
(PRなどをしなかったために)リメイクアルバムの販売高は、実はあまり振るわなかった。
PR活動ができなかったのは、次作の正規アルバムリリーススケジュールが切羽詰まって
いたせいもあるだろう。その結果、アルバムリリースも来年へと延期されることとなった。
彼とレコード会社もあまりに慌ただしく息苦しいということで、彼に休む時間を与えることに
なったのだという。しかし、結局彼はたくさん休むこともなく、今回の公演でファンと会うこと
になったのだ。
やっぱり人間国宝は、スゴイ!

わかる歌が“ないです!”
Breathe Againの公演内容はまさに常識をくつがえして、裏をかく。
初日、公演会場に座って、彼の音楽を聴きながら終始
“気が気でない……”とつぶやいてしまった。
彼がいくら若くて、音楽への情熱に対して燃えさかるものがあったとしても、
それでも“人気”というものに対して鈍感ではないはずだ。
でも、公演内容はありがちな“興行ライブ”とは正反対の方向に行っていたのだ。
ヒット曲は数えるほどしか含まない構成。
4集のアルバムに入っている、“Hey come on”、“나처럼”を歌ったのが唯一。
そしてその他は、人々にまだ充分知られていないリメイクアルバム収録曲全曲!!!
残りは、たっぷりのルーサー・ヴァンドロスとエリック・ベネイの R&B ナンバーだ。
リメイクアルバムをまだ聴いていない人、そして、R&Bなどのポップス音楽を聴かない
人にとっては、公演時間の80~90%がわからない歌を聴きながらライブを観ることになる。
そんなことから、チケット販売サイドからは、公演の構成についての不満も少し上がっていた。
彼を愛するファンたちは、 “あらかじめ勉強しなければ!”と互いに言い合っているのを見かけ実は、ちょっと不安に思っていた。彼の数々のヒット曲を聴くことができないという現実を、
残念がるファンも多かったからだ。
それに彼の歌の大部分は、バラード。昨年のライブでみせた“個人技”タイムも
ダンスパレードも今回はない。彼にとっても歌い慣れてないナンバーが続き、その大部分
がバラードということで、下手をすると何人かの観客は寝てしまうのではないかと思っていた。

それでもさすが人間国宝らしく、ソウル公演では、満員御礼のファンたちは、
ただ彼を観ることができるという事実だけでも感激していた。
さらに、ソウルの後の地方公演では、こっそりとレパートリー調節などして、
より完成度をアップさせていた。

チケットの値段はまったく惜しくない!
実はこの公演はの感想は私としては大当りだ。
ルーサー・ヴァンドロスやエリック・ベネイの歌を約7曲歌った。
これらの曲は一様に、名曲中の名曲ばかりだ。
Here and nowや Dance with my father などは、
ひと時代を築いた名曲たちだ。
しかも、パク・ヒョシンはライブ中に曲の詳しい説明をとても親切にしてくれた。

いいミュージカル俳優がいいミュージカルナンバーを歌えるように願うように、
パク・ヒョシンもこれらの歌をいつか舞台で歌えるように願っていたはずだ。
しかも、今年の7月にルーサー・ヴァンドロスは他界してしまった。
ちょうどパク・ヒョシンはリメイクアルバムを出す前だった。
彼はそのときに、今しなければ永遠に叶うことがないと、
今回の公演の“気が気ではない選曲”を決心したのかも知れない。

パク・ヒョシンはソウル公演をたったひとりだけで 3時間半も歌い続けた。
ゲストたちの公演時間まで合わせれば公演時間はゆうに4時間を上回ってしまう。
もちろん彼は、普通の公演よりもたくさん話をする。
でも、それでいて、歌の密度も非常に高いのだ。
1曲1曲がうまく美しく、絶妙につながっていく。
まさにパク・ヒョシンの歌はすべてがひとつになっていく。
それを感じさせてくれるのが、“初めて歌われる”曲たちだ.。
なぜかそれがとてもうれしく感じられた。
リメイクアルバムに収録された曲たちをライブで聴く喜びもとても大きい。
リメイクアルバムを聴いただけでは感じられなかった部分が、“ライブ”を
通して、本当に秘められた想いのように心を震わせてくれるのだ。

楽しい予習が必要な公演
ルーサー・ヴァンドロスの原曲とパク・ヒョシンバージョンを比較鑑賞することも
とてもおもしろい。
パク・ヒョシンは、ルーサー・ヴァンドロスの曲を大きく変えて編曲はしない。
が、ふたりはまったく違った感じを作り出す。
パク・ヒョシンの韓国的な感受性、そして25歳という若さが作り出す変化なのだろう。
例えば、I'd ratherにしても、
ルーサー・ヴァンドロスは、浮気をして帰って来た夫が長年連れ添った妻に、
“お前が、お前が最高だ”とのびやかで成熟された男の魅力で歌い上げる。
パク・ヒョシンバージョンは、それに比べるとずっとロマンチックで切ない。
彼はルーサーと比べられるのを願っているわけではないが、
決してルーサーに負けてはいない。
ルーサーがもしもその場にいたら、“この若造、結構やるな……”と言ってくれただろうか。

22日の公演は、Breathe Againの初日だったせいか、パク・ヒョシンは密かに緊張していた。
もともと、緊張しがちなタイプで、繊細に苦しがる話が伝わったりするが、この日は初日という
ことで、いつも以上に緊張していたようだ。
公演の前に見学に行った、練習室で見た彼は I'd ratherを歌ったが、その日は初日に
比べるとずっとのびやかに歌っていた。20代の情熱に、30代の悠々自適な魅力まで十分に
感じることができるほどだった。
もともと、立派なシンガーは、その日その日のコンディションによって、違う持ち味を生み出す
力を持っている。たぶんツアーの後半は、また違う彼の持ち味が出たに違いない。
だからこそ、ライブ公演は、マメに見に行かねばならないのだ。

こんなルーサーの歌を今回は約6曲を歌う。これは、本当に多い。
それに、ルーサーの過去の姿を綴った映像、自分の気持ちを綴った手紙、
ルーサーに対する長い話など、この日の公演の2部は完全に、
“ルーサー・ヴァンドロス追慕公演”となったわけだ。

アンコール舞台では “パク・ヒョシンこそ真のダンサー”と信じるファン(結構多い!)
のための短い余興タイムもある。
最後の曲は、“雪の華”。
この公演の“雪の華”は今まで聴いた“雪の華”の中でもっとも最高のものだった。

彼のツアーは 10月の1ヶ月間を使って全国各地で続いていく。
行く前に、必ずルーサー・ヴァンドロスの歌を聴くことをすすめたい。
二度観ただけでも曲が心に深く入ってきて抱きしめてくれる感じだ。
きっと誰もが好きになる歌ばかりだ。
歌詞もチェックして、リメイクアルバムも1度は聴いてから公演に行くセンスは大事だ。

先日セゾン文化会館で、“ニーベルングの指環”が公演されたときに、普段ワーグナーを
聴かない人々さえ、これは貴重な体験とワーグナーを聴き、筋書きを勉強したという。
このBreathe Againの公演も同じだ。
学ぶ価値がある。
そして、学べば学ぶほど、より大きな喜びが手に入るのだ。

from piffania.com
by narannoruja | 2005-12-18 03:17 | Hyoshin★Media
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