昨日、原宿にある
GYREで行われているインディペンデント系の
アートブックフェア"
THE TOKYO ART BOOK FAIR 2009"
を原宿に行ったついでに覗いてきた。
出版不況といわれているけど、インディペンデント系は元気が
あるなぁ、としみじみ実感。土曜日だったせいもあるけど
驚くほど混んでいた。もう、マスをターゲットにする時代は終わ
ったんだね。というか、マスを対象としたメディアの質や志しが
著しく低下しているのかもしれない。マスはすべて広告に支配
さてていまっているもんなぁ・・・とその後、後輩と地下のカフェで
愚痴りタイム・・・^^;
個人的には、写真集的なアートブックよりもアートと活字が
上手にコラボしているものを探していたのですが、そのあたりは
あまりなかったのが残念だった。
でも、一誌驚くほどよくできていて、デザイン性も高かったのが
福岡発のタブロイド紙の
"YOCA!”だ。
2008年春に創刊になった全国初の大型フリータブロイド紙だ
という。新しいと思ったもの、芸術性に富んだもの、クリエイティブ
産業の活性化がコンセプトの主体ゆえに、一般雑誌のような
ありがちな利益収入を主体としたコマーシャルは掲載しない、
という非常に高い志を持っている。
いやいや、本当にここ今大事。
テレビも雑誌もインターネットが普及したことだけが、業界の
低迷原因ではなく、一番の原因は、コマーシャル収益に依存
しまくってしまったということだと思うから・・・。
それにしても、YOCA! デザインがなかなかいい。
WWDよりも100倍ぐらい紙面が見やすく、デザイン性も高い。
東京発では、朝日新聞が"
ジェイヌード"というフリーペーパー
を出しているが、うむ・・・・やっぱり朝日のお仕事って感じなのよね^^;
昨日も会場で、四国だの関西だの発のインディペンデント出版が
目立った。もうメディア=中央@東京である、という考えは違うの
だなぁ、と。東京生まれとしては、いろいろ考えてしまった夜だった。