1사랑 사랑 사랑(愛・愛・愛)
2숙녀예찬(淑女礼賛)
3흩어진 나날들(散らばった日々)
4너에게(お前に)
5어느새(いつのまにか)
6옛 친구에게(昔の友達に)
7다시 내게로 돌아와
( また私に帰って来て)
8넌 언제나(キミはいつも)
9기억속의 먼 그대에게
(記憶の中の遠い君に)
10가을편지(秋の手紙)
11눈의꽃(雪の華)
check it!@MV
♪3.散らばった日々(from KBS WORLD radio )
♪11.雪の華(from KBS WORLD radio )
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今年の5月末に発売になったアルバム。80~90年代に韓国で流行したヒット曲を、パク・ヒョシンが自らプロデューサーとして、選曲・編曲に携わったという1枚。ヒョシン君が幼い頃に口ずさんでいた曲も入っているため、彼の音楽ヒストリーも垣間見ることができる作品だ。なんと完成度を高めるために、アルバム作成に7ヶ月もかけたらしい。
でも、確かに聴いてみると、ありがちなリメイク作品とは違って、原曲がわからないほどアレンジにこだわり、もはやすべてパク・ヒョシンオリジナルの作品になっているところがすごい。まったく音に古さを感じないし、原曲を聴いても、同じなの?って感じのものばかりだ。
今回のアルバムは、ヒョシン君の真骨頂のメロウバラードだけでなく、ダンサブルなナンバーもバランスよく導入されていて、飽きさせない作りになっている。
特に、
1曲目の
「사랑 사랑 사랑」(愛 愛 愛)と
2曲目の
「숙녀예찬」(淑女礼賛)はとてもビートが利いていてダンサブルでFUNK調。さらに、
4曲目の
「너에게」(お前に)は、本人はパンク調と言っているらしいが、私にはラテン系のフレイバーが入っていると思うんだけど(笑)。ちょっと80年代の香りもして、なかなかよいです。
7曲目の
「다시 내게로 돌아와」( また私に帰って来て)も80年代のスロービートなダンスナンバー風でなかなかオシャレ♪
さらに、
6曲目の
「옛 친구에게」(昔の友達に)は原曲は、バラード調らしいのだが、ヒョシン君はあえて、ロックテイストにアレンジ。これが意外や意外とてもいいんですよ。今回のアルバムの中でもっとも頭にリフが残る曲でした。彼の声はメロウなR&Bだけでなく、伸びやかなロックテイストにも合うってことが証明された1曲。
ザ・ヒョシンともいえる、メロウ系ナンバーは、まず、
3曲目の
「흩어진 나날들」(散らばった日々)。この曲は、91年にスジ・カンが歌って大ヒットしたナンバー。今、ヒットチャートの上位をキープ中(10月頭現在)。何かのドラマや映画のワンシーンを観ているようなそんな気持ちにさせられる1曲だ。
5曲目の
「어느새」(いつのまにか)はバラードといっても、アーバンソウル系。MAXWELLなどを彷彿とさせるオシャレなアレンジ。23歳でこんな歌い方をするのは正直ペナルティだと思う(笑)。こんなにもdoopな仕上がりになっているが、原曲はサンバリズムだったらしい。恐るべし!
8曲目の
「넌 언제나」(キミはいつも)は、MONOというグループが以前歌ってヒットさせた曲。出だしの「ハルハル~♪」ってところが、好きです。とてもやさしい滑らかなバラード。晴れた午後に聞くと気持ちよさそうな1曲。
9曲目の
「기억속의 먼 그대에게」(記憶の中の遠い君に)は、まさにザ・ヒョシン! ヒョシン君の真骨頂ともいえる、雄大で伸びやかなバラード曲。こんな風にメロディーに伸びやかに乗って歌えたら、正直とても気持ちいいだろうな~と、この曲を聞くたびに思う。
10曲目の
「가을편지」(秋の手紙)は、CDもいいがライブで聞くと、格別な曲でした。ミュージカルテイストの曲なので、アカペラでもいいぐらい。やはり伸びやかな声が素晴らしい! 今の季節にぴったりな曲(秋)。
で、
11曲目はご存じ、
「눈의꽃」(雪の華)。正直、原曲の中島美華よりもヒョシン君の曲のほうが、私には馴染んでしまっている。日本語で聞くと、「違うんだよな~」と思えてしまうほど(ごめんなさい)。それぐらいよく聴いたし、大好きな曲。実はよく聴いてみると、この曲はヒョシン君のナンバーにしては珍しく、声を張り上げたりしないつぶやきメロウ系(笑)。ある意味、ザ・ヒョシンではない曲。言葉も比較的詰まって入っているので、早口風になってしまう(ノレバンで歌うとよくわかります)。それをこんなにも伸びやかに切なく聞かせてくれるのは、やっぱりヒョシンパワーなのか。
曲を聴くだけでドラマが思い浮かぶという人が多い。
きっといつまでも残る名曲のひとつになるんだろうな~と思う。