あまりにも感動するとどうしてトリハダが立つんだろう?
調べてみたところ、人間ももともと動物なわけで、体温調節などするために体毛を立たせる“立毛筋”という筋肉が体の表面に覆っているらしい。これが寒くなったりすると、反応するのでゾクッとすると鳥肌が立つのだ。さらに、動物たちは興奮すると毛を立てて威嚇する。この名残で、興奮してアドレナリンが出て、交感神経が反応すると、トリハダが立つのだという。やっぱり人間も動物だったのね(しみじみ)。
さっき、NHKでやっていた『エベレスト50年目の登頂』という番組を観て、トリハダが立った。エベレストに初登頂したエドモンド・ヒラリーの息子が50年目にして父と同じようにエベレストに登頂するというドキュメンタリーだ。シェルパとの関係などが描かれていて、ちょっと感動してしまった。以前、登山家の、
野口健さんとちょっとお会いすることがあった。彼の話を聞いたときも、正直トリハダが立ちまくった。常に死と隣り合わせなのに、それでも登らずにはいられないという心理。彼は「正直、登っているとイヤになる。こたつに入って寝ていたいって思うんですよ(笑)」というのに、なぜ登るのか? 自分でもわからないと言っていた。しかも、エベレストの山頂は美しいだけでなく、そこで亡くなった方のボディがたくさんそのまま残っているのだという。そのボディの側で雪嵐をしのいだりすることもたびたびあるんだとか。自分の3歩前を行く他の国の団員がおかしくなって、ピッケルで自分の腕を切り落とし、亡くなっていく現場を目の当たりにしたこともあったという。とにかくスゴイ話ばかりだった。でも、そんな想像を絶する世界を生き抜いてきた人の話は、なんともゾクゾクした。
い~や、登山が趣味というわけではないですよ(笑)。
でも、ギリギリのところまで突き詰めて生きている姿を見るとやっぱりトリハダが立ちます。登山のように生死がかかわっているわけではいけれど、9月に観たヒョシン君のライブも正直開始30分から終了までトリハダ立ちっぱなしでした。てことは、ずっとアドレナリンが出っぱなし。威嚇状態だったのね(笑)。ただ単に歌がうまいというだけでなく、彼が持っている歌への情熱がものすごく真摯に感じられたからに違いない。実際に、彼は懸命に歌いすぎてノドに鎮痛剤を打ち、公演の後に倒れて入院までしてしまったのだから。彼に惚れた理由は、そんなパッションを共有できるってところなのかもしれない。
そんな彼の魅力に気づいている女性シンガーの方も多く、先日の전소영を初めとして女性シンガーとの共演がチンチャ多いヒョシン君。姐御キラーなのよね~(笑)。
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