ちょっと激務中で、ローテンポ宣言をしたばかりですが、
ご存じの通り、ヒョシン君の事務所契約不履行問題がニュース
としてあがってきました。
あえて記事にするのはどうかな・・・とも思ったのですが、
個人的に思うところもあり、ちょっと書いておくことにしました。
懸念していたように、契約事務所との関係は泥沼化してしまい、
30億ウォンの損害賠償を請求されてしまったようです。
どっちが悪い、責任の所在はどちらにあるのか!? という
部分は、いちファンの私には測り知れません。
ただちょうど1年前にCDが発売になったころから、今後の活動
スケジュールを観て、CD発売にしてもコンサートスケジュールに
してもTV出演にしても、かなり詰め込み攻撃だったので、これは
心配と多くの人が懸念していたところだったでしょう・・・。
でもまぁ、前の事務所との損害賠償問題も片付いていなかったこと
を考えると、ヒョシン君も新しい事務所を急いで決めざるおえない状況
だったのかもしれません。
私は今回のニュースを見て、非常に残念なことですが、起こるべきして
起こってしまったこと、と思う部分もあります。
ヒョシン君が悪い、というわけではなく、彼の創作や活動のパターンは、
韓国のメジャー音楽シーンのサイクルには正直合わないな、と個人的
には思っています。日本の音楽市場もヒット曲の移り変わりが激しいで
すが、それ以上に韓国の音楽シーンは、とにかくスピーディ。
ヒット曲もコロコロ変わるし、新曲をバンバン出さないと売れない、取り
残されてしまうサイクルになっています。特に最近は、CDの売上が韓国
では激減しているために、「アルバム」自体の発売をやめて、CDシングル
を数出す戦法のセールスに変わってきています。いい歌をじっくり作ると
いうよりも、そのとき流行している音に合わせ新曲をすぐに出すフットワー
クが求めらてしまうわけです。
実は私自身、こんなスピーディな韓国音楽業界にちょっと"食傷気味"に
なってしまっているところがあります。あまりに早く曲が流れて行ってしまう
感じについていけないというか・・・^^; 最近何を聴いてもすぐにおなかいっ
ぱいになってしまうわけです・・・。今年に入ってからは、正直言うとあまり
韓国の音楽を聴いていません。何を聴いても同じに聞こえてしまい・・・。
今は耳休暇時期に入っています^^;
1曲1曲をじっくり作りたい、歌っていきたいと思っているヒョシン君にとって
今の韓国の音楽業界のスピードはかみ合っていないのかもしれません。
でも、事務所は売れてナンボなわけだから、まぁうまくいかないのも当然です^^;
でも、韓国にも今の音楽業界の売り方に乗らずに、自分のペースで音を
作っている人たちも増え始めています。ヒット10に入らずともTV出演を
あまりできずとも、前よりもギャランティが減っても納得できる音を発信しよう
としている人たちもいます。
ヒョシン君もキャリア的に中堅になってきたのだから、そろそろ単なるメジャー
路線からは脱皮してもいいのかもね・・・。と個人的には思ったりもします。
突き詰めると、やりたいこととビジネスのバランスが=でつながらないことは
よくあるのですから。私自身も最近、そんなことに悩み、好きなことをちょっと
お休みして"我慢の時期"に入っていたりします(って、私の場合は非常に小
さな問題と決心ですけど^^;)。
事情はいろいろあると思うので、言えませんが、あまり急がず、じっくりと
自分の立ち位置を今度は見極めるべきかと・・・。
そして体調も感情もコントロールできる場所を見つけることが大事かと。
やっぱり、コンサート中止を引き起こしてしまう環境はどんな理由がある
にせよ、いい環境とはいえないと思うから。
まぁ、あのルーサーもスランプ時期や時代と音が合わない時期もあったし。
表現者ならこういう時期もあるものです。
気長に待つので、いい意味の新しい形を見出してほしいものです。
と、老婆心コメですいません^^;